俺が好きなスポーツ by ダイスポ スポーツ総合講座 〜その1〜

     ■連載第1回 「スポーツって?」


     スポーツ総合講座 〜その1〜 アメリカン・フットボールへの誘い


     ■連載第3回 第1回 アメリカン・フットボールへの誘い(1)

     ■連載第5回 第2回 アメリカン・フットボールへの誘い(2)

     ■連載第7回 第3回 アメリカン・フットボールへの誘い(3)

     ■連載第9回 第4回 アメリカン・フットボールへの誘い

    「本場のプレーを是非!NFL日本上陸」 



     連載第1回「スポーツって?」


     スポーツを愛する皆様、ご機嫌いかがでしょうか。
     俺の好きなスポーツ、略して俺スポ。私が担当のダイスポです。
     このメールマガジンの「純粋に野球を中心としたスポーツの面白さを伝えよう」という主旨に賛同し、参加させていただくことになりました。


     私のコラムでは、野球以外のスポーツについて取り上げていきたいと思います。


     とつぜんですが皆さん、「スポーツ」ってなんでしょうか?
     スポーツってどういう意味?と人に聞かれたら、なんと答えますか。
     日頃から何気なく使っていても、いざ面と向かって尋ねられたら、よく分かっていない言葉って結構ありますよね。この「スポーツ」も、そのうちの一つだと思います。
     ちょっと手元の辞書を引いてみますね。


     「スポーツ:日常の仕事を離れて楽しむ、諸種の運動・球技や登山など」
     「スポーツ:余暇活動・競技・体力づくりのために行う身体運動。陸上競技・水泳・各種球技・スキー・スケート・登山などの総称」


     なるほど。でも私はもうちょっと、簡単に言いあらわしたいと思います。


     「スポーツ:頭と身体を使って、ルールの元に楽しむ遊び」


     いかがでしょうか。異論があるかもしれませんが、私はスポーツをこのようにとらえています。


     そしてこの原則の元に、これから俺スポを書いていきたいと思います。
     私はこのコラムを「言葉のスポーツ」ととらえています。言うなれば、身体の代わりに言葉を用いながら、ルールにそって楽しむゲームですね。もちろん一人で楽しむのではなくて、書き手=スポーツで言えばプレイヤーの私と、読者=観客である皆さんが、共に楽しめるものでないといけません。この「ボール通信」というフィールドの中で、思う存分全力でプレイすることをここに誓います。
     ではこのコラムのルールとはなんでしょうか。それは連載を読んでいってくだされば、しぜんに理解していただけるようになると思いますので、今回は省略させていただきます。とりあえずは、むずかしく考えずに読んでいってくださいね。


     この「俺スポ」、原則として月2回の掲載となります。うち1回は「日本スポーツ物語」、もう1回は「スポーツ総合講座」という2段構成になっております。ですからそれぞれの連載が、月に1本ずつ読めるようになっております。
     次回は「日本スポーツ物語」の第1弾として、ラグビーを取り上げたいと思います。題して「世界へのチャレンジ:日本ラグビー物語」。ラグビー日本代表チームが、自分たちより身体の大きな外国チームに果敢に立ち向かっていった、1960−70年代のお話を中心に取り上げていきたいと思います。主人公は、史上最強の日本代表チームを作り上げた名監督・大西鉄之祐。どうぞご期待ください。


     それではまたお会いしましょう。


     <参考資料>「新明解国語辞典」第五版、三省堂
     <参考web>「goo大辞林」



    連載第3回 第1回 アメリカン・フットボールへの誘い(1)


     スポーツ総合講座・アメリカン・フットボールへの誘い


     スポーツを愛する皆様、ご機嫌いかがでしょうか。


     今回から「俺スポ」では、アメリカの人気ナンバーワンスポーツと呼ばれる、アメリカン・フットボールの魅力をご紹介してまいります。もし連載の中でアメフトに関する素朴な疑問や、ここはどうなっているの?という点がございましたら、なんなりとご質問いただきますよう、よろしくお願いいたします。


     皆さんは「アメフト」と聞いて、いったいどんな印象をお持ちでしょうか。


     「重そうなヘルメットやプロテクターを付けて、思いっきりぶつかり合う痛そうなスポーツ」
     「チアリーダーによる応援など、いかにもアメリカらしい華やかな感じのスポーツ」
     「ルールが複雑で、見ていても訳の分からないむずかしいスポーツ」
    「プレーが一回ごとに止まるので、見ていても面白く無いスポーツ」


     他にもいろいろあるかも知れませんね。では順を追って、「アメフト」と言うスポーツの正体を暴いて?いくことにしましょう。


     1.選手が付けているプロテクター


     これがアメフトの最も個性的なところですね。あの独特の、まるでよろい兜のようなプロテクターとヘルメット。もしあの防具をつけずにプレーをしていたら、ラグビーだかなんだか見分けがつかないかも知れませんね。そしてあのヘルメットやユニフォームのカッコよさに憧れて、アメフトをはじめる男の子(最近では女性のプレイヤーも増えてきています)も多いと思います。勇壮なプロテクターに身を包み、自らの身体を投げ出して相手に全力でぶつかっていく、これぞアメリカン・フットボールの最大の醍醐味であると言えるでしょう。


     2.華やかな応援


     チアリーダーと観客席が一体になった派手な応援は、アメリカン・フットボールの大きな魅力の一つです。日本でも学生や企業チームを中心に人気がありますが、本場・米国のアメフト人気はその数十倍、いや数百倍の物凄さだといえるでしょう。とにかく高校から大学、そしてプロに至るまで、試合のある週末ともなるとたくさんの人々がスタジアムに駆けつけ、自分たちのひいきチームを熱心に応援します。特に大学生たちの母校愛は凄いものがあります。大きな大学になると数万人収容のスタジアムを自前で所有し、試合チケットが完全に売り切れてしまうこともしばしば。ビッグゲームともなるとテレビで生中継されますので、チケットの無いファンは自宅やバーなどに集まって、皆で応援を繰り広げます。スポーツ大好きアメリカ人が最も熱狂的に愛するスポーツ、それがアメリカン・フットボールだと言えるでしょう。


     3.複雑なルールのスポーツ


     これがアメフトを敬遠する、最も大きな原因の一つだと言えるでしょう。確かにアメフトのルールは複雑です。でも基本線さえ抑えてもらえれば、決して難しいスポーツではありません。むしろ単純なスポーツである、と言う言い方も出来ます。細かいルールは知らなくても、全然問題ありません。もしアメフトを見ていてさらに興味が出てくれば、その時はご自分で勉強なされば良いと思います。


     それでは、アメリカン・フットボールの基本ルールをここにご紹介しましょう。


     a.1チーム11名の選手達が、攻撃と守備に分かれてプレーする。
     b.相手のエンドゾーンまでボールを持ち込む(タッチダウン)などにより得点を争う。
     c.攻撃側は、4回の攻撃権を与えられる。この4回の攻撃中にボールを10ヤード前進させれば、また新たに4回の攻撃権を得ることが出来る。4回の攻撃中に10ヤード進むことが出来なければ、攻守が交替する。
     またプレー中にボールを奪われるなどして、相手に攻撃権が移ることもある。
     d.試合時間は、1試合4つの「クォーター」に分かれている。1クオーターは主に15分。


     いかがでしょうか。たったこれだけです。これだけ覚えていれば、もう試合の大きな流れは理解することが出来ます。細かい反則はレフリーやテレビ解説者などが説明してくれますので、一つずつ実際のプレーを通じて覚えていけばよいでしょう。


     4.1プレーごとに試合が止まる


     確かにラグビーやサッカーなどと違い、流れるようなパスの連続攻撃がアメフトにはありません。しかしアメフトには1プレーごとに非常に緻密な作戦が立てられ、それを巡る駆け引きの面白さがあります。アメフトほど、両チームの知略を尽くした頭脳戦が繰り広げられるスポーツは無いと言っても過言ではないでしょう。


     以上のことを踏まえていただいた上で、次回からはより詳しい競技の説明に入っていきます。そして連載を毎回お読みいただければ、今シーズンが始まる秋頃には、皆さんもアメリカン・フットボールの魅力にきっと取り付かれていることでしょう。次回をどうぞお楽しみに!



     連載第5回 第2回 アメリカン・フットボールへの誘い(2)


     スポーツを愛する皆様、ご機嫌いかがでしょうか。
     今回の「俺スポ」では、先月に引き続きアメリカン・フットボールの魅力をご紹介いたします。もし連載の中でアメフトに関する素朴な疑問や、ここはどうなっているの?という点がございましたら、なんなりとご質問くださいませ。


     まず前回の講座では「アメフトはむずかしくないよ」と言うことをお伝えできたかなと思います。今回はもうすこし突っ込んで、このスポーツのルールを知っていただくつもりです。では前回ご説明した、フットボールの基本をちょっとおさらいしてみましょう。


      「1チーム11名の選手達が、攻撃と守備に分かれてプレーする。」
     「攻撃側は、4回の攻撃権を与えられる。この4回の攻撃中にボールを10ヤード前進させれば、また新たに4回の攻撃権を得ることが出来る。4回の攻撃中に10ヤード進むことが出来なければ、攻守が交替する。またプレー中にボールを奪われるなどして、相手に攻撃権が移ることもある。」


     ちょっと野球と似ていますよね。攻撃と守備が分かれているのです。サッカーやラグビーではこんな事はありません。しかしアメフトでは、Aチームの攻撃→Bチームの攻撃→またAチームの攻撃 というように、お互いが交互に攻めて行くのです。ただし野球では、1イニング必ず3アウトまで攻撃できますが、アメフトではボールを失って相手に取られたとき、攻撃が即座に入れ替わってしまいます。そこだけ気をつけていれば、最低4回の攻撃は保証されるのです。


     さらに野球では指名打者をのぞいて、攻撃も守備も同じ選手がプレーします。しかしアメフトでは、攻撃の選手と守備の選手は別にいます。つまりそれぞれのプレーに関する専門家の集団と言えるでしょう。えっ、守備の人は守備だけやって面白く無いんじゃない?…と思いますが、彼らは相手の選手に襲い掛かり、相手のアタックを止め、そしてあわよくば攻撃権を奪うことに生き甲斐を感じてプレーしているようです。


     次に攻撃の方法をご説明しましょう。アメフトでは、大きく分けてパスプレーとランプレーの二つに分かれています。パスは、攻撃の司令塔といわれるクォーターバック(QB)から、主にワイドレシーバー(WR)と言われるポジションの選手に対して投げられます。
     QBの中には強肩を生かしてロングパスを投げる選手や、コントロール良くショートパスを次々に決める選手などいろんなタイプがいます。前者は野球で言えば豪速球投手、後者はコントロールで勝負する技巧派投手とでも言ったイメージでしょうか。
     WRは敵陣深く切り込み、相手の厳しいマークを振り切ってフリーになり、QBの投げたパスを正確にキャッチし、そしてエンドゾーンめがけて走りこむのが役目です。だから足が速く敏捷で、正確なキャッチング能力が望まれます。アメリカでは主に、運動能力に優れた黒人選手がこのWRとして起用されるケースが多いですね。


     ランプレーは、主にランニングバック(RB)が担当します。敵陣めがけて突っ込んで行き守備網を突破するわけですから、スピードは勿論のこと、パワーが何より必要となります。相手のハードタックルをまともに食らうポジションですから、とにかく心身ともにタフな選手で無いと務まりません。またどんなに激しくタックルされてもボールを落とさないハンドリング能力が求められます。パスプレーほどの派手さはありませんが、確実にボールをキープしたまま前進することができる堅実なプレーだとも言えるでしょう。


     パス中心の攻撃チームを作るか、それともラン中心の攻撃を行うか。これはコーチにとっても頭の痛い話です。選手の特性を見て、彼らに適した攻撃パターンを作り上げないといけません。中にはパス攻撃にこだわったチーム作りをするコーチもいます。かつて日本のアメフト界で最強の座をほしいままにした日本大学フェニックスの篠竹幹夫監督は、パスをどんどん投げ込む「ショットガン」攻撃を最大の武器としていました。またNFLでは、ショートパスを多用する「ウエストコースト・オフェンス」が人気です。1980年代に活躍し、日本のTVコマーシャルにも出演していた名QB、ジョー・モンタナの率いるサンフランシスコ・フォーティーナイナーズ(49ers)が、このウエストコースト・オフェンスで黄金時代を作り上げました。


     いかがでしたか?連載を毎回お読みいただければ、今シーズンが始まる秋頃には、皆さんもアメリカン・フットボールの魅力にきっと取り付かれていることでしょう。次回をどうぞお楽しみに!



     連載第7回 第3回 アメリカン・フットボールへの誘い(3)


     <クォーターバック〜フィールドの指揮官>


     スポーツを愛する皆様、ご機嫌いかがでしょうか。
     アメリカンフットボールの魅力について語るこのシリーズ、本日はいよいよ、そのアメフトの中でもっとも花形ポジションとされる、クォーターバック(QB)についてお話をしていきたいと思います。


     まず読者のみなさんは、野球の中でいちばん重要なポジションはどこだと思いますか?


     「それは、やはりピッチャーでしょう」。


     うん、なるほど。投手、とくに先発投手の出来のよしあしが、その試合における勝敗のカギをにぎることはまちがいありませんね。


     ではキャッチャーはどうでしょうか?


     野球を深く知れば知るほど、「キャッチャーの存在というものは本当に重要だよ」という風に言う人が多いですね。何しろキャッチャーは、投手を上手くリードし、また野手全体に指示を与える重要な役目を担っています。それにどんな良い投手でも毎日先発するわけにはいきませんが、キャッチャーは毎日でも出場できます。また調子がイマイチのピッチャーでも、キャッチャーの好リードで上手く投げられたと言う話もあるくらいです。キャッチャーはまさに「フィールドの指揮官」として、とても重要なポジションだと言えるでしょう。


     次はサッカーの話。


     サッカーでは「10番のポジション」と言う表現がされるのをご存知ですか。以前ではジーコ、プラティニ、最近ではストイコビッチがこの「10番」の名選手でした。この背番号10を付ける選手は、攻撃的ミッドフィルダーまたはゲームメーカーとしてフォワードにパスを出したり、自らフリーキックを蹴ったりして攻撃をリードしていたものです。最近ではこのタイプの選手が減ってきているようですが、このサッカーの10番もまた「フィールドの指揮官」であると言えるでしょう。


     そしてアメフトにおけるフィールドの指揮官、それが今日紹介するQBと言うわけです。
     アメフトでは、攻撃と守備の選手が別であることはすでにご紹介しました。QBは、攻撃のリーダーとして攻撃の時のみ出場します。たたでさえ派手な攻撃の、しかもその中心選手な訳ですから注目されないわけがありません。アメリカでは、ハイスクールやカレッジのQBは学校のスターとしてとても人気があります。また学校だけでなく、その地元の人ならみな彼の存在を知っていると言うような、いわば「ローカルヒーロー」でもあるわけです。
     プロともなれば、その人気と知名度は言うまでもありません。NFLで活躍するようなスターQBならば、フットボールにそれほど関心の無い人でも名前くらいは知っています。ましてやNFLファンにとっては、チームを勝利に導いてくれるエースQBはまさに神様仏様のような大切な存在になります。


     ではこのクォーターバックになるために、必要なことがらとはいったいなんでしょうか。


     1.体の大きさ。特に背が高いこと。
     2.リーダーシップ
     3.冷静な判断力
     4.研究と努力


     QBはパスを投げ、守備の選手のタックルを受けることが多いので(次回くわしく述べます)体が大きく、背が高いのに越したことはありません。小兵のQBもたまにいますが、大抵は身長180-190cm前後の人が多いです。そして攻撃のリーダーなわけですから、ほかの選手を引っ張る力の持ち主でないと務まりません。更には相手の動きに応じてプレーを変更したり、パスする選手をとっさに選ぶというようなプレーが求められるので、いつも落ち着いてフィールド全体を見渡せる冷静さが必要になります。またプレーのサインが多く覚える事も多いので、常にフットボールの勉強をしなければなりません。もちろん対戦相手の研究も含まれます。練習・研究熱心な選手で無いとQBにはなれないのです。


     いかがでしょうか。大変重要なポジションだと言うことがお分かりいただけたと思います。さて次回は、このQBを中心とした攻撃のパターンについてご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。
     ではまた!



     連載第9回 第4回 アメリカン・フットボールへの誘い「本場のプレーを是非!NFL日本上陸」


     スポーツを愛する皆様、ご機嫌いかがでしょうか。
     今回も「俺スポ」では、アメリカン・フットボールの魅力をご紹介いたします。もし連載の中でアメフトに関する素朴な疑問や、ここはどうなっているの?という点がございましたら、なんなりとご質問くださいませ。


     実は今週末、フットボールファン注目のイベントが行われます。8月4日(日)、大阪ドームで開催される「NFL OSAKA2002」です。そこで、今日のスポーツ総合講座でも、何時もとはちょっと趣向をかえて、このNFL OSAKA2002のみどころをたっぷりとご紹介していきたいと思います。


     「NFL OSAKA2002」とは何でしょうか、まずご説明いたしましょう。
     これは、NFL(ナショナル・フットボールリーグ)主催のプレシーズンゲームのことです。日本では1989年以来「アメリカンボウル」と銘打って、本場の最高峰、NFLのゲームを東京ドームで開催してまいりました。第1回の「アメリカンボウル」では、当時のスーパーボウルチャンピオン、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(49ers)が、ライバルのロサンゼルス(現セントルイス)ラムズと対戦いたしました。以後毎年のように、NFLを代表する強豪チームが相次いで来日し、日本のフットボールファンたちを喜ばせています。
     そしていよいよ今回は、舞台を大阪ドームに変えて行われるわけです。関西では、もともとアメリカン・フットボール熱が高いと言われており、当日は相当な盛り上がりが期待されます。


     さて、この記念すべきゲームに今回出場するのが、1989年の「アメリカンボウル」に登場したフォーティナイナーズと、ワシントン・レッドスキンズです。
     当連載第2回でも少しご紹介しましたが、「ウエストコースト・オフェンス」を引っさげて登場した名ヘッドコーチ、ビル・ウォルシュのもと、不世出の名QBジョー・モンタナを擁していた当時のフォーティナイナーズ。数々の劇的な勝利をものにして、80年代に黄金時代を築き上げました。
     ウォルシュの後を継いで監督に就任したジョージ・シーファートの元でもナイナーズはその強さを維持し、モンタナに代わるQBスティーブ・ヤングがスーパーボウルを2度制覇しています。
     ヤングの引退などで近年はやや低迷気味でしたが、昨年はレギュラーシーズン12勝4敗と見事復活。残念ながらスーパーボウル出場こそなりませんでしたが、悲願の王座奪還に向けて、大阪では素晴らしいプレーを見せてくれるでしょう。本拠地は、かつてMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地でもあった、スリーコムパーク(旧名・キャンドルスティクパーク)です。


     対するレッドスキンズは、その名の通りアメリカの首都・ワシントンDC(実際には、郊外のメリーランド州に球場がありますが)に本拠地を置く、こちらも強豪球団です。特に黒人QBダグ・ウィリアムズを擁して、スーパーボウル優勝した1987年シーズンは圧巻でした。近年、こちらもやや成績が低迷気味です。だが今季からは大学フットボール界の名将、スティーブ・スパリアーを新ヘッドコーチに招き、チームの再建に取り組んでいます。


     さてこの「NFL OSAKA2002」ならではの趣向として、NFL欧州リーグで活躍する日本人選手の特別参加があります。今年も河口正史、そして天谷亮仁両選手の出場が決定。
     最高レベルのプロ軍団達の中で、日本を代表するフットボーラー達がどれだけ通用するのか?その辺も、どうぞじっくりとご覧になってください。
     もちろん、セクシーなチアリーダー達の応援も楽しみですが、そちらにばかり気を取られて試合を全然見ていなかったなんてことにならないように、くれぐれも気をつけてくださいね。


     さぁ、まだ実際のフットボールの試合をご覧になったことがない方、一度本場の迫力あるプレーを見てみたかったという方!是非テレビ放送でご覧になってください。そして秋から国内リーグの試合をスタジアムで生観戦…と言う形で、フットボールファン度をどんどんアップしていただければ幸いです。もちろん今回の試合チケットが手に入れば、日曜日に大阪ドームで思いっきり楽しんで来てくださいね。


     いかがでしたか?連載を毎回お読みいただければ、今シーズンが始まる秋頃には、皆さんもアメリカン・フットボールの魅力にきっと取り付かれていることでしょう。次回をどうぞお楽しみに!


     ※アメリカン・フットボールへの誘い、第5回〜第8回はこちらから。


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